秋から年末にかけて、山梨県立考古博物館で ‘縄文文化の謎を考える-パプアニューギニアの民族誌展-’ が開催されました。
山梨県立考古博物館は、甲斐風土記の丘・曽根丘陵公園内にあり、斐銚⼦塚古墳や丸⼭塚古墳などの遺跡がある博物館です。また、多くの縄文土器や土偶のコレクションがあります。

本展は、太平洋に位置する島国パプアニューギニアを長年 調査・研究してきた早稲田大学考古学研究室が所有する民俗資料を、本館が所有する縄文土器・土偶と併せて展示し、両地域の儀礼や精神性など類似する文化について探っていこうという試みです。


会場に入って驚いたのは、パプアニューギニアの数々の人物や動物像、仮面、土器、装飾品など。いずれも実際に使用することを前提に作られているものの、芸術性が高くオリジナリティに富んだアート作品のようでした。今夏にアーティゾン美術館で開催されたオーストラリア原住民を由来とする ‘アボリジナルアート’ が思い返されるとともに、その原形が伺えるような展示でした。












造形物の多くが儀礼を目的としており、被り面や精霊像は自然に対する深い信仰心や精神性を表現したものだと思いました。日本の縄文文化と共通する点も多いように思いますが、パプアニューギニアの造形はより華やかで躍動的。ユーモラスでもあり、洗練されたプリミティブアートのように感じました。


今回は、日頃目にする機会の少ないパプアニューギニアの展示物を紹介します。













