美術展巡り42 トランスフィジカル展  ~東京都写真美術館~

この7月から9月まで、恵比寿の東京都写真美術館で開館30周年記念企画の一つとして ‘トランスフィジカル展‘ が開催されています。

当美術館が所有する38,000点のコレクションの中から選ばれた名品185点が展示され、作家も多岐にわたります。タイトルの ‘フィジカル’ が示すように、写真の物質性や身体的表現に着目した企画です。

トランスフィジカル展,2025 東京都写真美術館
ウィリアム・クライン〈ブルックリンでのダンス2,ニューヨーク,1955年〉,1955
ウィリアム・クライン〈歩道のダンス,ニューヨーク,1955年〉,1955
マリオ・ジャコメッリ〈自分の顔を撫でる手もない〉,1962-63
エドワード・ウィストン〈アンセル・アダムスの暗室,ヨセミテ〉,1938
アンセル・アダムス〈冬の嵐の晴れ間,ヨセミテ国立公園,カリフォルニア〉,1944
アンセル・アダムス〈月とハーフドーム,ヨセミテ渓谷,カリフォルニア〉,1960
瑛九〈フォト・デッサン〉,1930-39
瑛九〈バレエ公演の観客(フォト・デッサン)〉,1950
東松照明〈南島(1)沖永良部島〉,1966
東松照明〈南島(3)沖永良部島〉,1966
東松照明〈プランクトン(2)三浦半島〉,1966
ウィリアム・エグルストン〈ミシシッピ州 ジャクソン〉,1972
田口和奈〈エウリュディケ-の眼#16,#19〉,2020
アーウィン・オラフ〈April Fool,9.45am,9.50am〉,2020
アーウィン・オラフ〈Im Wald,Am Wasserfall〉,2020
アーウィン・オラフ〈Im Wald,Auf dem See〉,2020
アーウィン・オラフ〈Im Wald,Portrait Series〉,2020
アーウィン・オラフ〈Im Wald,Portrait Series〉,2020
岩根愛〈キプカ〉,2018
岩根愛〈キプカ〉,2018
多和田有希〈WHITE OUT No.9,No.10,No.15〉,2007

作品はテーマ毎に5つの部屋で展示されています。それぞれのテーマは「撮ること、描くこと」「dance」「COLORS」「虚構と現実」「ヴィンテージと出会うとき」の5つです。今回は多くの作品の中から特に印象深かった作品を紹介します。

エドワード・ウィストン〈アンセル・アダムスの暗室,ヨセミテ〉,1938
山沢栄子〈透明な青(私の現代)〉,1986,〈物体(私の現代)〉,1986
オノデラ ユキ〈No.CO-2(12Speed)〉,2008
ジャン・グルーヴァー〈アンタイトルド〉,1989
ゲルハルト・リヒター〈MV.6(Museum Visit)〉,2011
小本章〈90-23(Seeing)〉,1990
小本章〈80-8(Seeing)〉,1980,〈88-20(Seeing)〉,1988
石原友明〈U.S.P13#05〉,2013
エルンスト・ハース〈シシリー島〉,1966,〈ケニア ナイロビ〉,1979
川内倫子〈無題(イルミナンス)〉,2009
浜田涼〈not special321,313〉,1996
小山穂太郎〈無題〉,1990
野村佐紀子〈夜間飛行〉,2008
ジョン・ディヴォラ〈number21(ズマ・シリーズ)〉1977-78

本展では殆どの作品が写真撮影可でしたが、‘シンディ・シャーマン’ と ‘ロバート・メイプルソープ’ 作品のみ撮影不可でした。今回は載せられませんが、本ブログ(作家紹介19)で紹介したシンディ・シャーマンの初期作品 ‘Untitled Film Stills’ シリーズが何点か展示されており、メイプルソープ作品とともに久しぶりに生の作品が鑑賞でき嬉しく思いました。

目次