美術展巡り38 岡﨑乾二郎展  ~東京都現代美術館~

美術展巡り38 岡﨑乾二郎展  ~東京都現代美術館~

東京都現代美術館で ‘岡﨑乾二郎 而今而後 ジコンジゴ Time Unfolding Here展’ が開催されています。

岡﨑乾二郎展,2025 東京都現代美術館

岡﨑氏は1955年東京生まれ。1980年代以降、絵画、彫刻、建築、環境文化圏計画、絵本、ロボット開発など広範囲で活躍している作家です。

今回の大規模展覧会では、過去作から2025年現在の新作に至るまで、多数の作品が広大なフロアいっぱいに紹介されました。

Ⅰ-ⅶ-8,1979
〈あかさかみつけ〉シリーズ,1979~
〈よせ裂れ〉シリーズ,1986
Ⅰ-ⅳ-3,1994
Ⅰ-ⅳ-6,1994
Ⅰ-ⅳ-8,1995
Ⅰ-ⅳ-15,2005
Ⅰ-ⅳ-17,2008
Ⅰ-ⅳ-18,2008
I-ⅲ-3,1979-2009
Ⅰ-ⅳ-20,2009
Ⅰ-ⅳ-22,2016
Ⅰ-ⅳ-24,2019
Ⅰ-ⅺ-38,2018
Ⅰ-ⅵ-2,2013
Ⅰ-ⅵ-3,2019

特に、目を引いたのは発色の良いアクリル絵の具と、短いストロークを連続させた大作群です。1990年代の静的で落ち着いた色調の作風から、2000~2020年代の よりダイナミックで華やかな筆触による作品へと変貌していくさまを感じとることができました。

Ⅱ-ⅱ-15,2022
Ⅱ-ⅱ-16,2022
Ⅱ-ⅱ-11,2020
Ⅱ-ⅱ-32,2020
Ⅱ-ⅱ-12,2021
Ⅱ-ⅲ-3,2023
Ⅱ-ⅰ,2024
Ⅱ-ⅰ,2024
Ⅱ-ⅰ-1,2023
Ⅱ-ⅰ-9,2024
Ⅱ-ⅰ-14,2024
Ⅱ-ⅰ-15,2024
Ⅰ-ⅹ-2,2025
Ⅱ-ⅳ,2025
Ⅱ-ⅳ-18,2025

不定型な白色の巨大彫塑作品は有機的とも無機的ともいえ、その数と大きさは1フロアを占めるほどの存在感でした。

全体を通じての感想ですが、多くの作品は純粋な抽象作品というより、思考を伴った理知的な概念芸術のように感じました。感覚より理性を優先させて鑑賞したとの印象が強い展覧会でした。

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