昨年末からこの3月まで、森美術館で ‘六本木クロッシング2025’ が開催されています。
本展は3年に一度、その時代の現代アートシーンを映すことを目的とした展覧会で、国籍や分野を問わず多くの作家が紹介されてきました。今回は21組の作家が紹介されています。

平面絵画、彫刻、工芸、手芸、映像、インスタレーション等、手法も展示も様々です。本展の副題は ‘時間は過ぎ去る わたしたちは永遠’ ですが、作品との関連性はあまり・・・といった感じでした。












今回展示された作品は、‘コンセプチュアルすぎて難解な現代アート’ といったものではなく、五感で体感できる作品が殆どでした。頭で考える作品は理解するのが難しく疲れます。









本展で最も興味深く(面白く)好感が持てた作品は、六本木駅を模した ‘ズガ・コーサクとクリ・エイト’ による段ボールと絵の具で作られた工作のような(舞台背景のような)立体作品 ‘地下鉄出口(2025)’ です。その描写は細部まで非常にリアルでありながら、クスッと笑えるようなユーモアに満ちており、地下鉄 ‘六本木駅’ の匂いまで表現しているようです。




その他、白く巨大な樹木からシャボン玉の実が生まれては流れていく様を表現した ‘A.A.Murakami’ による ‘水中の月(2025)’ や、屋根瓦を一面に敷き詰めた ‘シュシ・スライマン’ による ‘ニューランドスカップ(2023)’など、今回印象に残った作品を紹介します。




