美術展巡り54 ブラジル先住民の椅子展  ~東京都庭園美術館~

少し年月が遡りますが新型コロナ前の2018年夏、東京都庭園美術館で ‘ブラジル先住民の椅子展’ が開催されました。展覧会から7年以上経ちますが、野生動物をモチーフにしたユニークな展示。振り返り紹介したいと思います。

ブラジル先住民の椅子展,2018 東京都庭園美術館

本展覧会は庭園美術館では珍しく現代美術に分類される企画展でした。展示された作品は、‘純粋な現代アート’、‘デザイン性に優れた伝統工芸’、あるいは ‘実用的な道具としての椅子’。いずれの捉え方もできる点がユニークです。

アルマジロ(手前), カエル(中央), ワニ(奥),2018 東京都庭園美術館
エイ,2018 東京都庭園美術館
オオアリクイ,2018 東京都庭園美術館
カピバラ,2018 東京都庭園美術館
カメ,2018 東京都庭園美術館

会場を回った感想は、作品たちは皆 上記のすべての要素を持ち合わせていると思いました。シンプルな曲線による造形美。作品は独創的なファインアートであり、洗練されたデザイン、また坐ってみたくなるような実用性も兼ね備えているようでした。

コンドル(手前), キュウカンチョウ(中央), コンドル(奥),2018 東京都庭園美術館
コンドル, 東京都庭園美術館
コンドル,2018 東京都庭園美術館
サル(左), シカ(右),2018 東京都庭園美術館
サル(手前), バク(奥),2018 東京都庭園美術館
サル,2018 東京都庭園美術館
サル,2018 東京都庭園美術館
サル,2018 東京都庭園美術館
シカ,2018 東京都庭園美術館
ジャガー(左), ハチドリ(中央), コンドル(右),2018 東京都庭園美術館

作品の印象を決定づける動物たちの顔(目)の表情も美しく、特に多数展示された ‘ジャガー’ は連れて帰りたくなるほど精悍で愛らしい表情をしていました。

ジャガー,2018 東京都庭園美術館
ジャガー,2018 東京都庭園美術館
ジャガー,2018 東京都庭園美術館
ジャガー,2018 東京都庭園美術館
ジャガー,2018 東京都庭園美術館
ジャガー,2018 東京都庭園美術館
ジャガー,2018 東京都庭園美術館
ジャガー,2018 東京都庭園美術館
バク,2018 東京都庭園美術館

ブラジル先住民らの動物たちに対する想いが、日常的に使われる ‘椅子’ という作品の中に強く込められていると感じました。

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