前回はミレーを描いたゴッホを紹介しました。そこで今回は、ジャン・フランソワ・ミレー、それも山梨県立美術館収蔵のミレー作品を紹介します。
山梨県立美術館は県立農業試験場の跡地に建てられ1978年11月3日に ‘種をまく人’ ‘夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い’ などミレー作品を収蔵する美術館としてオープンしました。私が中学生のころです。いずれ地方の美術館ブームが起こる先駆けとなりました。
山梨県立美術館
ミレーはバルビゾンに移住してから農民が働く姿を多数描いてきました。油彩やエッチングなどの作品は山梨県の風土に馴染んでおり多くの県民に親しまれています。私も美術館が自宅からほど近いこと、また現在の勤務先の前身が美術館になったこともあり、愛着のある場所であるとともにミレーは好きな画家でもあります。
種をまく人,1850 山梨県立美術館蔵
種をまく人(リトグラフ),1851 山梨県立美術館蔵
落ち穂拾い 夏,1853 山梨県立美術館蔵
落ち穂拾い(初版 エッチング),1855-56 山梨県立美術館蔵
夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い,1857-60 山梨県立美術館蔵
角笛を吹く牛飼い,制作年不詳 山梨県立美術館蔵
鶏に餌をやる女,1853-56頃 山梨県立美術館蔵
ゴッホが晩年にミレー作品をたくさん模写した理由が感じられるのではないでしょうか。
耕す人(エッチング),1855-56 山梨県立美術館蔵
ジャガイモの収穫(リトグラフ),1860 山梨県立美術館蔵
仕事に出かける人(エッチング),1863 山梨県立美術館蔵
鋤に寄りかかる男(エッチング),1855頃 山梨県立美術館蔵
肥料を取り込む農夫(エッチング),1855-56 山梨県立美術館蔵
桶の水を空ける婦人(ガラス版画),1862 山梨県立美術館蔵
バターをかき回す若い女(エッチング),1855-56 山梨県立美術館蔵
縫物をする女(エッチング),1855-56 山梨県立美術館蔵
ランプの灯りで縫物をする女 夜なべ(エッチング),1855-56 山梨県立美術館蔵
高い樹林(リトグラフ),1851頃 山梨県立美術館蔵
ちなみに、この11月3日から毎月 ‘3’ の付く日は常設展の写真撮影ができるようになりました。早速、‘種をまく人’ を撮ってきましたので紹介します。
ポーリーヌ・V・オノの肖像,1841-42頃 山梨県立美術館蔵
冬(凍えたキューピット),1864-65 山梨県立美術館蔵
山梨県立美術館
蛇足です。山梨県民は ‘種をまく人’ のデザインネクタイ、タイピン、印傳名刺入れ、等々ここぞという時に身につけるのがマナーの一つです(冗談ですが、私を含めこんな人結構います)。