美術展巡り47 森山大道 展  ~GR SPACE TOKYO~

東京 原宿のGR SPACE TOKYO で、この10月まで ‘森山大道 写真展「in TOKYO」DAIDO MORIYAMA’ が開催されています。

GR SPACEは、リコーのコンパクトカメラ ‘GRシリーズ’ のPRと当カメラで撮影された写真作品を展示しているオープンスペースです。

今回は、日頃当機を愛用し 街中のスナップ写真を撮り続けている森山大道氏による最新作 約60点が展示されました。

森山大道写真展,2025 GR SPACE TOKYO

森山作品といえば、ハイコントラストや粗い粒子などブレ感の強い画面が特徴で、いずれの写真も一目で彼の作品と分かります。これら強い個性を放った作品の殆どが、手のひらに収まるほどの単焦点コンパクトカメラで撮られていることは驚きです。

彼の作品に初めて出会ったのは2008年に東京都現代美術館で開催された ‘森山大道 ミゲル・リオ=ブランコ写真展’ 。モノクロで撮られたブラジル・サンパウロの雑踏の風景が強く印象に残っています。

本展は、‘TOKYO(東京)’ の今を切り取った作品群ですが、大きな影だけが映し出された写真、ボケ感の強い写真など、街角の一片やそこに暮らす人々の情景が迫ってきます。いつまでも眺めていたい作品でした。

森山氏は、カメラを携え 都会の片隅の何気ない場所や、そこにいる普通の人々の日常を追い、好奇心とともに探索を続けているのではないかと思いました。

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