京都高山寺が収蔵する墨絵による絵巻物 鳥獣戯画
平安時代から鎌倉時代に描かれたとされる絵巻は甲・乙・丙・丁の全4巻からなります。中でも平安時代後期の甲巻は ‘兎、蛙、猿、狐’ などの動物が擬人化され描かれており、特に興味をひきます。


作者は不詳といわれており、描かれた時期も明確ではないようです。にもかかわらず、戯画(今でいう漫画)が国宝であることに驚かされます。



区切りがなく連続して描かれた絵巻を順に追っていくと、兎や蛙が相撲を取ったり神輿を担いだりする よく知られた場面があらわれ、思わず微笑んでしまいます。





本ブログの「美術展訪問2」で紹介したキース・ヘリングのチョークを用いたシンプルな線描も印象的でしたが、墨と筆一本で描かれた兎や蛙がこれほど生き生きと躍動している様には本当に感嘆させられます。
作者は熟練の墨絵師であるとともに、ユーモア感覚にあふれた人物であったのではと想像してしまいます。




最後に、以前京都を訪れた際のお土産「鳥獣戯画図柄の扇子」と、2007年にサントリー美術館で開催された鳥獣戯画展で購入した「ミニ絵巻(レプリカ)」を載せたいと思います。
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