2025年1月から東京オペラシティアートギャラリーで ‘今津 景 タナ・アイル展’ が開催されています。
今津 景氏は女性の現代美術作家でインドネシアを拠点に制作活動をしています。今回は国内初の大規模展覧会として油絵やインスタレーション作品が紹介されました。

彼女の平面作品は、ネットなど様々なメディアから集めた画像をコンピューターで加工処理した下図をもとに油彩で描く手法を用いています。一見、写真などの画像をコラージュして制作しているように見えますが、近くで見ると油彩で手描きしているのが分かります。










モチーフはインドネシアでの体験をもとに、環境問題をはじめ野生の動植物、民話や歴史、現代における社会問題に至るまで混沌とした要素を一つの巨大画面に定着させているように思います。本展のサブタイトル ‘タナ・アイル’ はインドネシア語で ‘土・水’ を示し、2つを合わせると ‘故郷’ を意味するそうです。












本展には多くの来場者が訪れており、その殆どが20~30歳代の若者でした。女性の鑑賞者が多かったのが印象的でした。
東南アジアの土着的な事象をモチーフに扱っていますが、会場の雰囲気や作品はむしろデザイン的であり、スマートなアート作品とのイメージが強いと感じました。そこが若者から支持される理由なのかと思いました。


