美術展巡り75 ピカソ展  ~国立新美術館~

6月から9月まで、六本木の国立新美術館で ‘ピカソmeetsポール・スミス 遊び心の冒険へ 展’ が開催されています。

本展は、英国人ファッションデザイナーのポール・スミスがレイアウトした会場にピカソ作品を展示するといった、絵画作品とデザインのコラボ的な展覧会です。

ピカソmeetsポール・スミス展, 2026 国立新美術館

展示会場では、ピカソ作品をほぼ年代順(青の時代、キュビズム…)に紹介していきますが、作風や作品の特徴などに合わせて、背景デザインを多彩に構成していきます。

パブロ・ピカソ
牡牛の頭部,1942
牡牛の頭部,1942
男の肖像,1902-1903
母と子ども,1907
女の胸像〈アヴィニョンの娘たち〉の習作,1907
女あるいは水夫の胸像〈アヴィニョンの娘たち〉のための習作,1907
胸像〈アヴィニョンの娘たち〉のための習作,1907
女の頭部(フェルナンド)の習作,1909頃
サクレ・クール寺院,1910
ザクロ,グラス,パイプ,1911
グラス,リンゴ,本,1911
パイプを持った男,1914
口髭の男,1914
グラスとタバコの箱,1914
帽子の男,1915
ギター,1920
初聖体拝領者たち,1919
ベッドに横たわる裸婦,1920
握り合う二つの手,1921

フロアは全体的にモダンで明るい雰囲気に包まれており、展示エリア毎に変化する背景デザインを楽しみながら、会場を回ることができます。

とはいえ、やはり中心はピカソ作品。予想していたより多くの代表作が展示され、一点一点に集中して鑑賞することができました。

アルルカンに扮したパウロ,1924
コリーダ,1923-1924
牡牛の頭部,1931
コリーダ,闘牛士の死,1933
腕を重ねて座る女,1937
読書,1932
人形を抱くマヤ,1938
ストライプの帽子をかぶった女の胸像,1939
帽子をかぶった女,1939
帽子をかぶった女の胸像,1941
ロブスターを持つ少年,1941
座る女,1945
妊婦,1949
アルルカン,1950頃
縞模様のセーターを着た男の胸像が装飾された窯の仕切り,1950
トラックの玩具で遊ぶ子ども,1953
ケープで牡牛を召喚する「ラ・タウロマキア(闘牛術)」のための挿図,第6葉,1957
跳躍「ラ・タウロマキア(闘牛術)」のための挿図,第8葉,1957
刺した後で牡牛の死を告げる闘牛士「ラ・タウロマキア(闘牛術)」のための挿図,第21葉,1957
牡牛の死「ラ・タウロマキア(闘牛術)」のための挿図,第22葉,1957
牡牛を槍で突く「ラ・タウロマキア(闘牛術)」のための挿図,第26葉,1957
草上の昼食,片腕に寄りかかり座る男,1962
草上の昼食(マネに基づく),1960
草上の昼食(マネに基づく),1961
草上の昼食(マネに基づく),1961
マネの〈草上の昼食〉の変奏,1961
喫煙者Ⅱ,1964

本展は、ポール・スミスのデザインをPRポイントの一つとして展開しており、本来の ‘ピカソ作品展’ という趣旨がやや薄れているように感じました。

家族,1970
女の半身像,1970
座る老いた男,1970-1971

実際に会場を回った感想は、ピカソの各時代における作品の多様さ、その自由な表現や創造性をあらためて実感させられる充実感に満ちた展覧会でした。そして、(個人的には)やはりピカソこそ ‘アートの原点’ との思いを強くしました。

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