六本木の小山登美夫ギャラリーで、6月まで ‘エルネスト・ネト Dreaming Beings(夢見る存在たち)展’ が開催されています。
エルネスト・ネトは1964年ブラジル生まれ。現在も当地で活動している現代美術作家です。彼の同ギャラリーでの個展は20年ぶりとのことで、今回は新作展となります。


彼のこれまでの作品には、人工的な素材を使った有機物のような巨大なインスタレーションなどが多数あります。今回、会場へ入って気づいたのは、展示されていた作品がいずれも生きもののように感じたことです。










壁や床に配置された、綿糸で編まれ竹で留められた造形物(インスタレーション)は、地球上に生きてきた原始の生きもののようで、しっとりとした温かみも含んでいるかのようでした。時折現れる虫のような(微生物のような)ドローイングも同様です。













人工物でありながら有機的であり、ミニマルなコンセプトアートに見えながら感覚的・触感的でもある魅力に満ちた不思議なアートだと思いました。

