表参道のファーガス・マカフリー東京で、4月から7月にかけて ‘ウルス・フィッシャー 間違い探し(Spot the Difference)展’ が開催されています。

スイス出身の現代美術作家、ウルス・フィッシャーの日本初の個展です。本展は4月の開催と同時にじわじわと人気が高まり、6月現在も来場者が入れ分かり立ち替わり訪れるほど盛況です。
それというのも、作品が会期を通じて変化し続けているからです。彼の作品は自身の姿を模した等身大より2回りほど大きい蝋で作られた人物像が、大きな穴の開いた壁を隔てて向かい合っています。






それぞれの人物像には個展が始まった4月11日に火が灯され、頭上から次第に溶けていきます。私が訪れた6月上旬には、片方の人物像は頭から肩にかけて、向かいの人物像は頭部が既に崩れ傾いていました。









背中や足下に流れ落ちた蝋の痕跡が、ゆっくりと溶けてきた時間(過去)を表しているようでした。



個展が終了する7月4日にはどんな姿になっているか気になるところです。すべてが溶けてなくなるまで(となると、あと半年以上?)展示してほしい気もします。
地上階の蝋の人物像とは一転して、地下の展示場では、コンクリート打ち放しの広い部屋に、極小の造形物が幾点か配置されていました。地上階の展示との対比が興味深く、印象深い個展でした。










