美術展巡り68 虫展  ~東京都写真美術館~

先月の5月末まで、恵比寿の東京都写真美術館で ‘養老孟司と小檜山賢二の虫展’ が開催されました。

昆虫や動物などをテーマにした展覧会は上野の国立科学博物館が定番ですが、今回は昆虫の超精密写真という趣旨からか、写真を専門とする当館での展示となりました。

とは言いつつ、会場には(私のような)昆虫好きでマニアックそうな人たちに加え、親子連れの姿も多数みられました。

虫展, 2026 東京都写真美術館
虫展 会場入り口
会場風景

本展では、主に甲虫類を対象に立体的で高精度な姿が大型パネルで展示されました。養老孟司氏の監修とあって、子どもたちに人気のカブトムシ類に加え、ゾウムシやカメノコハムシ、トビゲラ類など地味そうな昆虫を取り上げ、小檜山賢治氏がそのフォルムを写真にクローズアップしています。

養老孟司氏
カブトムシ(日本)
グラントシロカブト(米国)
ヘラクレスオオカブト(エクアドル)
スチューベルツヤサイカブト(ブラジル)右,ヘラクレスオオカブト(エクアドル)左
プシルスヒメカンムリマルカブト(オーストラリア)右,ゾウカブト(メキシコ)左
シナカブリモドキ(中国)
アオマイマイカブリ(日本)右,バイオリンムシ(インドネシア)左
アシナガメクラチビゴミムシ(日本)右,ハンミョウ(日本)左
イタヤハマキチョッキリ(日本)左,チャイロツルクビオトシブミ(タイ)右

スケールアップした甲虫たちは怪獣やSFに出てくる地球外生命体のようにも見え、形状や色合いの多彩さに感心しました。地味な虫たちも精密な大画面では派手に映ります。展示された昆虫の多くは海外産かと思いましたが、タイトルを確認すると国内産が多かったのは意外でした。殆ど私たちの身の回りにいる昆虫たちです。

オオゾウムシ(日本)
ハリネズミトゲハムシ(ラオス)
リンゴヒゲボソゾウムシ(日本)左,シェーンヘラーホウセキゾウムシ(パプアニューギニア)
チャケブカゾウムシ(マダガスカル)左,トゲトゲクロサルゾウムシ(日本)右
ハリネズミトゲハムシ(ラオス)左,トゲナガカメノコハムシ(ブラジル)右
マルバネトビゲラ(日本)左,トビモンエグリトビゲラ(日本)右
ヤマガタトビイロトビゲラ(日本)右,クロツツトビゲラ(日本)左
マルバネトビゲラ(日本)
アオカメノコハムシ(日本)
モンコモリカメノコハムシ(ペルー)左,ベニワモンカメノコハムシ(ペルー)中央,ベニモンオオカメノコハムシ(ペルー)右
キアミメオオカメノコハムシ(ペルー)左,ウスモンジンガサハムシ(インドネシア)中央,キムツモンオオカメノコハムシ(コートジボワール)右

本展は2ヶ月にわたる春の展示でしたが、夏休みの開催ならより多くの子どもたちで賑わうのではと思いました。

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