1996年に結成された京都発祥のアートパフォーマンス・ユニット キュピキュピ Kyupi Kyupi
映像作家の石橋義正が主催し、分島麻実(歌手)、木村真束(3Dデザイナー)、江村耕市(視覚デザイン)の4人のメンバーで構成されるユニットは、パリ、ニューヨーク、台北、東京など現代美術館でのビデオ作品上映や、京都、高知、東京でのライブパフォーマンスなど、短い期間ではありましたが強烈な印象を残しました。





キュピキュピに初めて出会ったのは、1999年東京都現代美術館での企画展 ‘身体の夢 ファッションor見えないコルセット’ に出品されたビデオ作品。2000年には台北市美術館で彼らの代表作を体験し、すっかり魅了されることに。映像作品やライブを収めた ‘Kyupi Kyupi The Best(2004, DVDベスト盤)’ を購入するに至りました。









キュピキュピ作品の特徴は、ズバリ ‘キュートなエロス’
彼らの映像作品を評したキャッチコピーに、「サイケディリックな色彩」「ユーロビート系のサウンドやディスコ風の踊り」「不条理系のストーリー」「スマートさと猥雑さ,エロ,関西ギャグのコントラスト」などがありますが、まさしくそのとおり。まったく脈絡のないストーリーやギャグ風演出の数々。



2012年以降 活動を休止していますが、一見 ばかばかしいようでありながら魅力にあふれ 2025年にあってはレトロ感も漂う彼らの作品に、いつか再会できることを密かに願っています。


