昨年秋から年明け2025年1月にかけて東京都写真美術館で ‘アレック・ソス 部屋についての部屋展‘ が開催されています。
恵比寿にある東京都写真美術館は訪れる頻度の高い美術館です。静かでやや照明の落とされた館内をゆっくり歩きながらモノクロ写真と向き合うとき、心落ち着く時間を過ごすことができます。
アレック・ソス展, 2024 東京都写真美術館 今回は、1969年アメリカ生まれのアレック･ソスの作品展を鑑賞しました。彼はアメリカ国内を旅し、ロード･トリップの作品を多数出してきましたが、本展では ‘部屋’ をテーマに そこに暮らす人々の姿を写しています。
Bil,Sandusky,Ohio,2012 東京都写真美術館蔵 Bill,St. Louis Park,Minnesota,1997 作家蔵 Dave and Trish,Denver,Colorado,2013 作家蔵 St. Tomas Academy Prom,Mendota Heights,Minnesota,1996 作家蔵 Prom #1,Cleveland,Ohio,2012 作家蔵 モノクロ作品は少なくカラー作品が大半を占めましたが、いずれも穏やかな色調で、時間や空気が止まっているかのような静かで優しい空間を作り出していました。
Anna,Kentfield,California,2017 東京都写真美術館蔵 Crystal,Easter,New Orleans,Louisiana,2002 作家蔵 Surf Ballroom,1999 作家蔵 Sydney,Tallhassee,Florida,2004 作家蔵 Sonya and Dombrovsky,Odessa,2018 作家蔵 Amalia,2023 作家蔵 Untitled 05,2003 作家蔵 Untitled 16,2003 作家蔵 Chicran’sBeddroom,Bucharest、2018作家蔵 Two Towels,2004 作家蔵 Little Red Corvette,Minneapolis,2018 作家蔵 New Orleans,Louisiana,2002 作家蔵 Untitled 34,2003 作家蔵 Ute’s Books,Odessa,2018 作家蔵 Nick, Los Angelcs,2017 作家蔵 Park Hyatt Hotel,Tokyo,2015 作家蔵 Plastic Arts Club,Philadelphia,Pennsylvania,2019 作家蔵 Jennifer and Terrell,2005 作家蔵 Bellring Shojo Heart,Tokyo,2015 作家蔵 Sari,Tokyo,2015 作家蔵 ‘部屋’ という日常で慣れ親しんだ場所に佇む人々を写した作品は、鑑賞者にどこか懐かしさや共感を覚えさせるようでした。
恵比寿 東京都写真美術館
