美術展巡り23 荒木珠奈展  ~東京都美術館~

昨年2023年の夏から秋にかけて、上野の東京都美術館で ‘うえののそこから「はじまり、はじまり」荒木珠奈展’ が開催されました。

荒木珠奈氏は1970年東京都出身の作家で、子供やメキシコ先住民など様々な人たちとの共同制作の経験があり、現在はニューヨークを拠点に活動されています。

本展では、過去から現在に至るまでの多様な作品が紹介されました。

記憶のそこ,2023 東京都美術館
Liuvia lejoa(遠くの雨),1994 作家蔵
思い出ボウル,1999 作家蔵
通り道,1999 作家蔵
夜の芯,2006 作家蔵
三つの み,2007 作家蔵

彼女の作品を鑑賞していると、寓話や物語の世界に入り込んでしまいそうな、少し奇妙でありながらユーモラスで、とても不思議な感じがします。小さな版画作品の世界に引き込まれ、勝手に物語を空想しそうです。

うさぎの月夜,2008 作家蔵
湖のよる,2000 作家蔵
NeNe Sol 末っ子の太陽 挿絵,2011 作家蔵
NeNe Sol 末っ子の太陽 挿絵,2011 作家蔵
NeNe Sol 末っ子の太陽 挿絵,2011 作家蔵
NeNe Sol 末っ子の太陽 挿絵,2011 作家蔵

本展では、インスタレーションの抽象作品や巨大な立体作品など幅広く展示されましたが、今回は小さいながら印象に残った版画作品を挙げさせていただきます。

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